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Yamotty Blog

プロダクトマネージャーの雑記

2012年末に読んだ人に薦めたい4冊

一日に2回目の更新という離れ業になるんだけど、書けるときに書きたいことがあるというなかなかないタイミングなのでNoize走らせてもらいますわ。

 

年末の時期に読んだ本のなかですごくよかった本、出会えてよかった本を紹介します。

 

僕は本を買う時のルートが3つくらいしかなくて、

1.著名人や誰かのおすすめ

2.本屋をぶらついて新書を一覧してジャケ買い

3.アマゾンサーフィン

のどれかになります。

この内の割合は1が70%位を占め、残りを2と3が分け合う...つまり「人がおすすめする本」というのを重視しています。「人」といってもだれでもいいというわけではなくて、もちろん一目置く人、という意味です。

 

こういう人からオススメされる本には相応の理由があります。

また、僕自身が一目置くと人とは何かしらの価値観をシェアしているから、本を読んで解決したいイシューも被っていたり、関心のある事柄がシェアされています。すると外れ本を引く確率をぐっと抑えられるんですね。

学生時代より金銭的に余裕があるとはいえ、やっぱりハズレの新書をコスト度外視で買うことができるほどのキャッシュは持ち合わせていないため、この1の買い方はすごく合理的だと思っています。一方で、「自分自身でおすすめできる本を掘り当てたい」という気持ちもあるため、定期的に本屋とアマゾンを覗いているわけです。

 

前置きが長くなりましたが、本の紹介に入りたいと思います。

年末の時期に僕が抱えていたイシューは2つあり、「英語という言語が持つ文化」を知らないために、文章が組み立てられないということ。そして前の記事

が示す通り、対人とのコミュニケーションについて、よりよい信頼関係を作るにはどうしたら、という2点でした。

 

この2つを考える上でとても有用だった4冊を紹介したいと思います。

ビジネスコミュニケーションの技術―アカウンタビリティの基本スキルから応用実践まで

ビジネスコミュニケーションの技術―アカウンタビリティの基本スキルから応用実践まで

この本は英語と日本語という2つの言語の間にある大きなギャップを非常にわかりやすく説明してくれます。

例えば日本語が多くの知識を共有されていることを前提であるとするハイコンテクストであるのに対し、英語は世界語として多様な人間を相手にすることを前提とし、あらゆる知識は共有されていないものとするローコンテクストである、といった点。僕はこの点に気づいてから、なぜ英語のプレゼンテーションを見ると、誰もがロジックを明確にできているのか。そしてなぜ日本人が論理というものを軽んじ、多くを語らぬを良しとするか。などといった積年の疑問を解決することができました。この2つこそが、まさにアカウンタビリティという考えの根源です。ぜひ皆に読んでほしい。

同様の理由で、古典ながら日本人だからこそ理解できない英語の仕組みを説明したマーク・ピーターセンの著書も目から鱗の超名作でした。

日本人の英語 (岩波新書)

日本人の英語 (岩波新書)

この2冊を読んだ後に、「よし、英語学ぼう!」とモチベートし続けてくれる本は元Google副社長、日本法人社長の村上さんが書いたこちら。40歳を過ぎてから外資系に転職し、そこで初めて英語を勉強し始めた村上さんの勉強法は驚くほどにストイックながら、すべての勉強家を勇気づける一冊だと思います。

そして前回も紹介した阿川さんの「聞く力」。

聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)

聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)

これは新書で、久々の大当たりでした。やはりベストセラーにはベストセラーたる理由があると感じました。

英語の話は一切ありませんが、日本人の中でも多種多様な人々へインタビューし続ける阿川さんが編み出した、究極の人たらしロジックが詰まっています。D.カーネギー「人を動かす」の上澄みをすくったような本ですが、女性らしく柔らかい文章、そしてかなりの頻度で登場する「結婚できない」自虐が面白い。これはカーネギーにも書けないことです。

 

以上4冊紹介しました。 実は最近あんまり本を読めてなくて、「絶対当たりだろ」と思われる名著ばかり読んでいたのですが、阿川さんの本は意外なまでに僕のど真ん中でした。

 

これを読んだ何方かから、「この本オススメ」といわれることを楽しみにしてます。

 

へば。