Yamotty Blog

プロダクトマネージャーの雑記

2013/6/13 東北農林漁業支援ファンド設立 / 静岡から気仙沼へ移住するダイバーのお話など

 

■2013/6/13 河北新報 農林漁業支援ファンド設立 東北地方・4行など 

 
 
”東北の荘内、東北、北都
、みちのくの4銀行とみずほコーポレート銀行などは12日、農林水産業の6次産業化を支援する「とうほくのみらい応援ファンド」を総額20億円で設立したと発表した。(中略)機構が10億円、民間金融機関が計10億円を出資し、投資期間は最長15年で、生産者がファンドからの出資分を将来的に買い取る手法などで投資回収を目指す”
 
 
□未来をつくるファンド発足。スタートとしては決して大きな額ではないですが、6次産業化を推し進める事業者の背中を押す取り組みとなれば。ファイナンス面で、バックボーンになってほしいですね。

■2013/6/13 河北新報 海に潜り漁港再生を支援 気仙沼に移住のダイバー夫妻

 
静岡県沼津市から駆け付け、ボランティアでがれき撤去などを続けてきた魚山倫生(みちお)さん(56)。同市唐桑町に昨年移り住み「残りのダイバー人生を東北の復興にささげたい」と奮闘する。(中略)がれき撤去や漁具の補修・回収、漁場調査など魚山さんの仕事は多岐にわたる。水深20~30メートル潜って、引き揚げ用のロープをがれきに結び付けたり、海底で複雑に絡み合ったロープや網を切断したり。根気強さと慎重さが求められる。生命の危険とも背中合わせだ。

まず
僕自身ダイバーの端くれとして頭が上がらない
 。素晴らしい意志のある方と、素直にリスペクトします。
 
 
 
□そしてこの事例が伝えてくれるように、震災を機に「スキルがあり、かつ東北に何とか寄与したいという思いのある全国の方がスポット的に(あるいは長期ターム)で専門性を活かしにやってくる」という事例が非常に多い。なぜか?彼らの献身的な思いだけではなく、東北にステージがあるから、だと仮説している。彼らはここを舞台と捉えた役者なのだ。そしてここが生涯の踊り場と捉えて人生をかけてきてくれる人もいる。
そしてこういう人達はいとも簡単に同じ舞台上で繋がってしまう、というのも事実らしい。たとえばKIBOWプロジェクトを介して集まった東北各地域のキーマン集団なんかはその典型である。
 

■2013/6/12 日本経済新聞  復興マネー、預金に滞留 東北8行、2年で5兆円増


岩手、宮城、福島3県の地銀の預金残高は8行合計で2013年3月期末に計19.8兆円となり、震災直後の11年3月期末に比べ33%、約5兆円増えた。国が被災自治体に出した交付金などが銀行に預け入れられたまま使われずに滞留しているためだ。復興の遅れを如実に映し出している。(中略)特に東北最大手の七十七銀行の預金残高は13年3月期末で7.7兆円となった。11年3月期末に比べ37%、2.1兆円の増加。地銀の中で10位だった預金量の全国順位は5位に浮上した。

□助成金や個人向けの賠償金が流入し、地銀の預金が膨らむ一方で、その用途が決まらず、滞留しているとのこと。用途決定の前段階である、プランニングや住民との合意形成におおきなボトルネックが有るのが現状だと認識してます。結局カネを投下した所で「人」と「知恵」がかけていれば物事は動かない、という典型でしょうか。

□とくに今の仕事をはじめて、様々なステークスホルダーを折衝しながら合意形成をしていくということがどれだけ時間のかかることか、ということを思い知らされています。自分自身の実力不足は勿論ながら、やはり利害や温度感に差のある現地住民(人)・官・民の3つのベクトルを揃えることは難しいなぁと実感します。最近では方向なんか揃えずに「だいたい東のほうを皆が見ている」くらいの緩い温度感がBestなのではと考えることも。先週お会いした宮城県亘理の復興に従事されている有る方は「イノベーションはゆるやかな繋がりから生まれる」と。何はともあれ、復興とはイノベーションを起こすことなのかもしれません。