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Yamotty Blog

プロダクトマネージャーの雑記

2013/10/7 メンターを探そう

2013/10/7 メンターを探そう

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本日も石巻からお届け。絶品の海鮮丼を酢飯2合と共に。。。筆者撮影
 
今26歳。まだまだ学びたい年頃だけれど、今のベンチャーでは時に自分の背丈より広周りも二回りも大きな意思決定をしなくては行けない場面が有る。ヒリヒリしながら、心に重りを乗っけるような重圧感と闘いながら一つ、また一つと意思決定をしていく。その度に必要な事実を集めたり、未来をプランニングしたり。
 
貴重な体験をできていることは間違いない。だけれど僕一人の意思決定で、例えばチームに泥を塗ったり、クライアントが離れたりと、リスクを抱擁しながら前に進まなくてはいけなくて、それはそれは心労が絶えない。
 
そんな環境の中でも、なんとか前向きに、明るい未来を目指して働くことができているのは、あるメンター(と勝手に僕が思っているだけなのだが)と会話することで、思考の棚卸が出来たり、精神の安定化が出来たりしているからにほかならないと思っている。
 
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僕はそんなにタフなメンタルを持っているわけではない。
あっけらかんとした表情と、あまり動揺を見せない様子から、おあいする人にはよく「メンタルが強い」と思われることが多い。が、それは誤解だ。あなたたち、私を誤解してますよ。
 
大学4年生、体育会のアメリカンフットボール部の副将。自分個人のパフォーマンスだけでなく、チームの運営、100人の部員のパフォーマンス、そして試合の結果、OB会への説明責任、そして自分が離れた後のチーム体制を創る義務など、それまでに背負ったことのない「大きな内部と外部の目にさらされるプレッシャー」と日々戦っていた。
 
さらにチームを離れると、そこには理系学生として当たり前の日常が待っていて、研究室の教授から「もっと研究室にいる時間を長くしろ」「部活をやめないと単位はやらん」と言われ、プレッシャーをかけられていた。勿論辞めるという選択肢は無く、不真面目で不出来なな学生ではあったが朝の新人勧誘をこなして研究室へ行き、昼休みには弁当片手にトレーニング、また研究室に戻って夕方まで過ごし、夕方からはグラウンドに降りてフットボールの練習と振り返りのフィルムスタディ。部員の前で一つ一つのプレイに対し、チームのもつ規律や基礎ノウハウとの差異レクチャーし、深夜にまた研究室へ戻る。朝方には家に帰りまた翌日を迎える、という無茶を無茶とも思わないような日常を送っていた。
 
こんな日常を過ごすことが出来たのも、その先に「勝つ」という明確な目標があり、この日々はそこへ繋がっていると盲信できていたからだ。
 
しかし、春のオープン戦、試金石とする予定だった試合で、チームが大敗を喫したあと、僕のメンタルは切れてしまった。
 
反省のフィルムスタディへ足が向かず、
練習も3回仮病で休んだ。内緒ね。
 
立ち直るには1週間かかった。
このとき自分は心が弱いのだと知らされてしまった。
 
あのとき立ち直れたのは、ある尊敬するコーチのメンタリングのお陰だった。
どんな会話をして、どんな心情の変化があったのか、残念ながら全く思い出せない。
ただ僕が入学した時に大学3年生の先輩だった彼は、間違いなく僕のメンターで、僕の学年が上がるに連れて、少しずつレベルの上がる悩みや答えのない相談に、丁寧に言葉を返してくれたことは覚えている。
 
人を受け止める度量の大きさこそ、メンターと呼ぶに足る資質なのだと、21歳の時に感じた。
 
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それから5年経った今も、僕はメンターを必要とし、またそれに答えてくれる人に出会うことができている。今の職場に新しく入ってきたあるコンサル出身の女性がそんな方だ。
 
ぼくらは東北の復興、そして新興を目指して「誰もがしたことのない仕事」に挑んでいる。毎日毎日、疑問は絶えない中で、大きな裁量と責任をセットで抱えながら二人でディレクションをとっている。
前の部活の先輩とはまた違う。
今のメンターは、僕からのアラートが出る直前を、まるで知っていたかのように察知して、心をほぐす言葉をくれる。
 

「プロジェクトとは期間が決まっているもの。つまり終わりとゴールを意識して動かなければいけない。」

 
「働くことを通じて自身がなしとげたい成し遂げたい価値と、プロジェクトが成し遂げる価値観を結びつけようよ。」
 
「プロジェクトにビジョンがない、ビジョンがないと嘆いていても状況は一向に変わらないし、誰もそれを決めてはくれない。自分がこのプロジェクトをどうしたいのか、ビジョンを提示しなくちゃいけない」
 
「本当に我々が提供しようとしているサービスが、東北の復興に価値が有るものか、また、東北の人々に価値が有るものか。わからないというのは簡単。でもその前にできることがある。リサーチしよう!」
 
それぞれ、ぼくが迷ったり決めきれなかった時に彼女がくれた金言。文脈がないから、このピクチャーだけ見たって、誰も理解できないのは承知なんだけれど、忘れたくない言葉ってあるじゃない。
 
若者よ、メンターを見つけよう。いつかぼくも、誰かにとってのメンターになれますかね。