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『V字回復の経営ー2年で会社を変えられますか』

ステージは意図的に変え続けなければいけない。

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)

を読んだ。以下のインパクト有る一節が刺さった。

「同じ人々が、同じ会社で、同じような行動パターンを続けていて、果たして会社を変えることが可能なのか」という疑問である。常識的にはこの答えは「ノー(無理)」である。


この文章は”会社”というキーワードを”職場”、”組織”、”社会”、”国”、”日本”といった読み替えができる。


なぜなら第一に、普通の人間は誰しも自主努力だけで簡単に自分を変えることは出来ない。心に大きな影響をおよぼす何らかの出来事がない限り、自分の価値観、行動パターン、好き嫌い、リスク感(安心や不安の感じ方)などを自発的に切り替え、週間を崩し、突如として革新的行動に出ることなど容易にできない。組織も同じなのである。

この自律的な切り替え、というのはすべての個人に通じる、不変の事実だと思う。

自らの経験と紐付けてみる。僕は2013/3に大きな決断をし、大企業からNPOへと、セクターを大きくまたぐ転職を果たした。あたりまえだけれどこれは偶然に起きたことではなく、ぼくが「意図して」起こしたイベントで、その影響は8ヶ月を経過した今に振り返っても絶大だったと感じている。その影響の大きさは、今の自分自身と去年までの自分自身を比べることで、また今の自分自身と今の”元・同僚たち”を比べることである程度現実感をもって理解することができている。

例えばこんな変化があった。

  • 働く時間が2倍になった。辛さは微塵もない。チャンスが増えただけだ。
  • 仕事=機会をどんどん生み出し、どんどん変化できている(これは”自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ”というリクルート創業者の江副氏の言葉を多分に意識しています)。
  • 成長を定量的に考えると…なんだろう、例えば一日にさばけるメールの量が3倍になった。
  • 仕事で付き合う人が8ヶ月で300人増えた。
  • 10人を超える人達が、僕個人に”依頼”をしてくれるようになった。去年はゼロだった。
  • 定性的には、仕事と社会課題を直接に結びつけて考えられる様になった(去年までは仕事の大半がエクセルづくりだったけれど、そのエクセルが社会を良くする実感はなかった)。
  • 日本をどうするか、は自分の課題で仕事だと認識できた。口では言えても、実働できる人は実は多くない。

取り留めもなくどんどん出てくるのだが、この体感と経験から導き出される結論は「〇〇(=上の”会社”とか”国”とか)を変えるには、個人が意図的に帰属先を変化させるもしくは替えること」が必要なのだ。

僕は志向的には同じ場所に留まり内部の変革を起こすタイプではなく、外に出て変革を狙うアントレプレナーでありたい。なので、これからも自らを変化させるために、環境を”替え”続けるのだろう。