Yamotty Blog

プロダクトマネージャーの雑記

マネージャーの役割論

2014/2/12 マネージャーの役割論

ベンチャーにおけるマネージャーの役割 | ランサーズ(Lancers)社長日記を読んだ。”ベンチャー”・”30−100人のマネージャー”・”上には経営層のみ”というシチュエーションの切り方に共感するところがあり、私個人の思うところも綴りたいと思います。いろんな方と、組織の大きさごとにマネージャー論を一度議論してみたいなぁ。私の経験のある最も大きなサイズの組織は150名でした。

ビジョン・社長

・ビジョン・創業の思い・理念・行動指針などを理解し、共感していること。
・社長の代わりにメンバーにこれらを伝えることができる。
・社長の代わりに行動し、社長の代わりにメンバーを指示・フォローできる。
・社長や役員に対して、遠慮せず、課題解決型の意見・提案ができる。

概ね同意なのだが、2点大きく違うなーと思うポイントは以下。
・創業者も動かしながら、ビジョンを一緒に作れる。
・ビジョンからミッション、そしてタスクへ落とし込み、メンバーとシェアできる。

コミュニケーション

・コミュニケーションのスキルが高いことは非常に重要。
・社長・役員・メンバーに適切に伝わるコミュニケーションができる。
・メンバーの会社への不満や不安に気づき、聞き出す能力も非常に大切。
・本音が話しやすい1on1のMTGや飲みの場など意図して仕組みを作れる。
・メンバーの不満や不安に、マネージャ自ら対応し解決できること。
・難しい場合は、素早く社長や役員に報告し対応を促せること。

もうね、完全に同意です。
マネージャーって、内部外部のあらゆるステークスホルダーに対して、最終責任者として説明責任を果たすことが非常に多い。
だからこそ、あらゆる人に伝わる、立場に応じたコミュニケーションの仕方が求められると思っています。
そういう意味で、電話・メール・対面というHowの使い分けや、服装の使い分け、言葉・用語の使い分けなど機敏に動けることが小さいけど大事な要素だなぁと。

目標

・ベンチャーにおいても、当然のことながら、目標に向けて推進できること。
・目標を分解し、施策レベルに落とし込み、メンバーに目標設定できること。
・設定したメンバーの目標について、達成進捗などを管理できること。
・達成進捗などにおいて随時、メンバーをモチベートし、育成できること。

この項目はベンチャーだから、というわけではなく、どんなポジションのマネージャーにも共通するかなと。異論はないのですが、ベンチャーに限定する意味で、以下が自分的補足。
・ビジョンに即したミッション・目標の設定をおけること。
・そして常にストレッチな目標を設定すること。
・ときにはマイクロマネジメントも厭わず、進捗推進・成果達成を行うこと。

マイクロマネジメントはしないに越したことはないが、ベンチャーに限って言えば、私は時を区切って、最低限必要だとも思っている。
成果を達成することが、ベンチャーとして潰れないために一番大事なことだ。

プレイヤー

・ベンチャーでは、マネージャーにもプレイヤースキルが必要。
・自ら手本を示し、実働をして、成果を出せることが大事。
・口だけではなく、行動を自ら起こせること。
・問題指摘型ではなく、課題解決型の思考であること。

ベンチャーの進出する領域は、大手や中堅が行うことの出来ないニッチor新規マーケットである必要がある(というか、ニッチor新規マーケットでないかぎりベンチャーが立ち上がることはない)。その意味を鑑みるに、30-100人と軌道に乗り始めたベンチャーであってもプレイヤーは常に希薄にならざるを得ない。そんな会社にマネジメントのプロを入れても実は機能しなかったりする。なぜなら、他の領域で培ったノウハウが通用しないマーケットだからだ。
何が言いたいかというと、
・プレイヤーとしてのスキルor経験は必要だということ。
・上記のスキルを行使してはいけない、ということ。
マネージャーが有能なプレイヤーをしてしまうかぎり、その下につくメンバーはマネージャー以上のキャパシティの仕事に出会うことはない。だから、
・マネージャーはどんな時でもこらえて、手を動かすことを抑えなくてはいけない。

私はそう思います。