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Yamotty Blog

プロダクトマネージャーの雑記

東北に必要なのはスタートアップである

ポエム

近況まとめ

 さて、待望の第一子・眞志の誕生からはや3週間が経過しようとしています。ひと通り親バカっぽいバカ写真も撮り終えたし、いまは淡々と生活にリズムが刻めるように(全然ならないのですが)頑張っています(主に妻が)。
同時に僕の育児休暇もはや3週目に突入しました。デイリーで仕事を持っていると、どうしても緊急度順に仕事を捌かなければいけないのは皆さんご存知の通りで、こうやってストップする時間を手に入れたときに気づくのは「自分にとって緊急じゃないけれど重要なこと」が山のように積もっているということです。どれは日々見ないふりをしてきたものであり、脇へどかしてきたものであるわけです。
 僕の3ヶ月は、この山と向き合い戦う時間となりそうです。というわけで、結論、毎日とても充実しています。やりたいことがあふれている。

 また、眞志が生まれる少し前から、「ママの楽しみ・機会をつくる」というビジョンをもって創業したあるベンチャー企業にすこし自分の時間を使わせてもらうようになりました。事業領域としてはIT×エンターテイメント×少しソーシャル。僕の関心は”東北”がそうであるように、「これからの機会を獲得していきたい人たち」へ向いている。ママというアングルから、このベンチャーのビジョンに共感し、参加しています。サービスがマーケットにフィットするように、またグロースハック・マーケティングにタッチしていきます。

東北に必要なのはスタートアップである

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参照:Tech Garden School: あなたはどのタイプを目指す? 人によって違う起業の定義 〜 「起業してるんですか?」と聞かれると困っちゃう!?

 起業について「会社をやめているか否か」「自由がゴール/Exitがゴール」という2軸でザクッと切り分け、5つの分類を示している。日本ではこの5分類の差異を特段意識すること無く、すべてまるっと「ベンチャー」と呼ぶことが多く、僕自身も非常に違和感を感じていたのだが、 図で言う横軸、「出口が何なのか」というのはベンチャー企業を語る上ではビジョンやコアバリューを左右する大きな要素であり、割と気持ち良い整理だと思う。

(1)タイプ1 Startup : 会社辞めてて、数人の仲間を集めて投資を受けることを目指す。株式会社登記済。社員雇う。
(2)タイプ2 Small Business: 会社辞めてるけど、投資を受けることや上場とかにはこだわらない。 1人のこともある。 株式会社登記済。社員雇う。
(3)タイプ3 Free Agent : 会社辞めてるけど、投資を受けることや上場とかにはこだわらない。1人。株式会社登記なし。社員雇わない。
(4)タイプ4 Side Business : 会社辞めてなくて、投資を受けることや上場とかにはこだわらない。1人。株式会社登記なし。社員雇わない。
(5)タイプ5 Intrepreneure :会社辞めてなくて、社内で新規事業をおこす。株式会社登記済。社員雇う。

 さて、これと僕が去年さんざん回ってきた東北という地理を掛けあわせてみる。
まず参考として、東北地方で東証一部に上場している企業はたったの24社しかいない。これは全上場企業1,822社のうち、1.3%であり、地銀(11社)を除く事業会社はたったの13社(0.7%)にすぎない。物理的・人的・そして情報リソースの差異は日々強く感じるところなので、この数字は特段驚くものではないが、これら東北の中から上場へこぎつけた企業群はほとんどが20年以上の歴史をもつ老舗企業である。また、例として一部上場に限って数字を出しているが、これは東証二部も、マザーズも、JASDAQも含めても、全部で56社、全体(3,435社)に対して1.6%とほぼほぼ変わらない。
 これから言える示唆はなにか。東北からスタートアップは生まれていない。いわゆる渋谷系でイケイケなスタートアップでExitしちゃったぜ、みたいな明るいニュースが東北に吹いたことは、一度もないのである。
(数字はこちらより引用:http://www.tse.or.jp/listing/companies/

 東北であろうと、東京であろうと、NYであろうと、地球上のほとんどのエリアで最も多いのはタイプ2のSmall Businessである。スタートアップの割合が特異的に高いエリアはシリコンバレーやイスラエルなどごく限られたエリアに過ぎない。しかしながら、津波で壊滅的な被害を受け、また復興という旗のもとに明日を生き抜く希望を東北が持つために必要なことは、たった1社でいい、本物のスタートアップを東北に生まれることだと思う。
 残念ながら、現在のところそのポテンシャルを秘めた、また目指しているアントレプレナーと東北の中で出会うには至ってはいないのだが、他のエリアからの輸入でもいい、兎に角ギラギラした、市場を創りだすスタートアップを東北に。