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Yamotty Blog

プロダクトマネージャーの雑記

支援とは何であるか。

ポエム

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支援とは何であるか。
結論、当事者以外の人間が行う支援は「金」と「情報」を与えることのみだと考えている。

2011.3.11を仙台で経験した。震災直後の1ヶ月は、僕自身も壮絶だった。2012年の丸紅就職を挟んで2013年、復興支援とは何なのか、深い考えも持たないままRCF復興支援チームというところで働いた。

そこでは東北の経営者にひたすら会い、かじった程度の甘い知識で彼らの課題に応えようとした。僕はできる限り当事者でいようと、自分が彼らの立場であれば何を欲するか、何をしたいかを想像することに努めたが多くは空振りだったと思う。
また、僕に時間を割くことがマイナスだと思われる相手もたくさんいた。外部の人と話す時間があれば、自分で手を動かしたほうが前に進むような人たち。そんな経営者にはその後「何もしないこと」を努め、ただのファンであるようにした。

当時、僕のしているこの仕事は誰に得なのか、と自問することが多かった。交換した事業者・経営者の名刺はeightで数えると300枚を超えていたが、300人の方々に渡せた価値など極めて小さなものであったと思う。
一方で、こちらが何を与えずとも、うんうんと話を聞くだけで感謝されることも少なくなかった。なんか支援されているのはこちらではないかとよく思ったものだ。

2014年、息子が生まれたことをきっかけに、支援という立場を取るのはやめた。結果的に辞めた。加えてこれまであってきた商人たちと、対等な立場になりたいと思った。smarbyの立ち上げに奔走した。

僕は東北で生まれ育った人間だから、東北の人とは対等でいたいと思っている。片方が恵みを与え片方が享受する立場ではなく。東北でビジネスを経営する人とは、支援じゃなくビジネスがしたいと思っていた。ビジネスで何かを返したかった。

今日、2015年3月11日、僕の個人的なわがままはsmarbyを通じてちょっとだけ形にすることになった。震災後立ち上がった、東北でならではの価値を形にする素敵な2つのプロジェクト、『大槌復興刺し子プロジェクト』と『東北スタンダードプロジェクト』。
この2つのプロジェクトが手がける、丁寧で、人の手でしか生み出せないプロダクトを、smarbyで販売させていただくことになった。21時開始。

http://blog.smarby.jp/sashiko-otsuchi
一針、一糸に思いを込めて。『大槌復興刺し子プロジェクト』 | smarby press
http://blog.smarby.jp/tohoku-standard
東北の価値を再発見しよう。『東北スタンダードプロジェクト』 | smarby press


smarbyはママ・女性のためのプラットフォームであり、とりわけママ・女性が手がける『大槌刺し子』のプロダクトは、この事業が立ち上がったときから実現したかったことの1つ。まだまだシード期のスタートアップだからこそ、今実現したかった。

ちょっとずつ、対等な立場で東北に何かを返していく。支援じゃない関わり方を自分で創っていく。小さいけれど、今日から始めた、僕の個人的なチャレンジである。