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Yamotty Blog

プロダクトマネージャーの雑記

【総合商社からNPOへ】私の退職メール

新卒で入社した総合商社の退職にあたり、同期入社の百数十名に当てたメールを公開します。日本でも人材の流動化が進み、こういう知見が実用的になり、シェアすることに価値が出るんじゃないかと期待しております。

 

非常に恥ずかしい内容ですが、初心に帰りたいときに見たいと思います。退職後は一般社団法人RCF復興支援チームへ転職します(現・一般社団法人RCF、2015年10月をもって退職し現在はスタートアップをしています)。

 

RCFでの副題として、日本の若者の働き方を変えるというサブテーマももってチャレンジしてきます。優秀な若者が、選択肢の一つとしてNPOを候補に入れてくれる。そして来る者の期待を超えるような圧倒的なインパクトを残せる、ちゃんとお金も稼げる場所としてNPOが変わっていくきっかけも作れたらと思います。

 

ーーー 

月曜の欝時に失礼します、〇〇部門の☓☓です。

本日は皆さんにご報告したいことがあります。

 

先日人事部より承認が降り、今月3/31をもって退職することとなりました。

 

退社にあたり、同期の皆さんへの御礼と、私のこれからについて少し記述させて下さい。

(※以下本当に長いのでお忙しい方の為にサマリーも用意しました→「拝啓今までTKSNPOで東北復興のためにビジネス立ち上げます東京にいるよ敬具」

 

まず、内定者時代も含めて1年半程度、お付き合いしてくれて本当にありがとうございました。

辞めるにあたり、□□という会社に私に関わってくれた人に対し抱く感情はどんなものだろうと予想していたのだけれど、

純粋に感謝の気持しか出て来ません。

 

片田舎大学から出てきて、しかも理系で院卒で体育会という「めんどくさい化石」みたいな私を暖かく迎え入れてくれた同期の皆さんには本当に感謝の気持でいっぱいです。

部署での会話があまりなかった私にとって、会社で一番会話をしたのはもしかしたらみなさんかも知れません。ありがとう。特にランチ行ってくれた人、神様です。

そして「同期なのに超後輩(※部活の後輩が同期入社でした)」という△には思い残すことなく迷惑をかけました。やりづらかったことと思います。4月から存分に羽根を伸ばしてほしい。

そして同期たちがハメを外した△のことを僕にチクってくるのが楽しみで仕方がない。「われこそは」という方、宜しく頼みます。△の面倒も、よろしく頼みます。

 

さて化石の私のこれからについてもちょっとだけ書かせて下さい。

 

退職後は以下のNPOにて東北復興のために働きます。

http://rcf311.com/

 

ご存知の通り私はNatureが東北で、東北という地が大好きです。日本が大好きです。

だからこそ震災後のシチュエーションをチャンスと捉え、仕組みをリストラしたい。

復興のモデルを作りたい。東北をキーに、国を興すようなモデルをゼロから産み出したい。

そういう思いがとても強いことに気づきました。

 

ただ自分がこれほど「東北を、日本を」という気持ちが強いことを、在学中に気づくことは決してなかったように思います。

気づけたのは入社して東北を出たから。仕事をして、日本の外を知ったからだとつくづく思います。

その点において、会社には強い感謝の念を抱かざるを得ません。

毎月もらうサラリー以上のことを学ばせてくれる、大企業のいいところだと実感しました。

 

そしてRCFと出会いました。

もともとはMcKinsey & Company出身の藤沢が興したベンチャーインキュベーション的コンサルです(詳しくはまだ良くわかってないのですが汗)。

そのRCFが震災を機に、被災地コミュニティの復旧のためにコミットしていました。

避難所を周り、現状をリサーチし、復興庁に貴重なデータとして届ける、というソフト面の復興に関わる仕事をしていたようです。

 

2年を経過し、道路や仮説といった復旧のフェーズが終わり復興利権に絡む業者が引き上げる中、

復興活動を通じて得たリソースを使い、被災地に可能性を感じた企業と共に、

被災地をつなぐコーディネーターとして、今度はビジネスを立ち上げようとしています。

それも、長期的に金と人が動くような、持続性のあるモデル。

 

RCFと同様に東北から日本復興を目指す力強いパートナー企業や国・自治体と一緒に、

文字通り日本を興すビジネスモデルを作ることにチャレンジしようとしています。

 

しかし被災地の現状が理解でき、急激なスピードで進む立ち上げに関われる、

そしてビジネスの言葉が話せる人材が不足しているという現状がありました。

これ出番じゃん。

そう思ってしまいました。

このチャレンジだったら、いろんな犠牲を払ってでもワクワクできる。

チャレンジできなかったら、後悔する。

そう思い、後ろ髪をなびかれながら退職を決断した次第です。

 

失敗したら、

金が稼げなかったら、

結婚してるし…

子供産めない…

そういう不安も勿論あります。

 

だけど自分は地震の時、本当に「死ぬ」と思い、「命は有限で唐突に終わる」と学びました。

今できる選択は、今しかできないと理解しました。

会社人生よりもしかしたらリスキーかもしれないけど、楽しんで頑張りたいと思います。

少しでも応援してくれる人がいたら極上の喜びです。

 

これからみなさんも世界を舞台に、いろんな経験をすることと思います。

負けないように頑張ります。

そして、出張や駐在から帰ってきたら、「飯でも行くか」ぐらいのノリで声をかけてくれると嬉しいです。

日本で一番美味しい東北の魚を食べに行きましょう。

 

では、長々と失礼しました。

3/22(最終出社予定)までは会社に来ます。見かけたら亡霊じゃないので声かけてね 。

 

勝ち組はサマリーだけ読んで終えた人ですね。

 

(返信は個別でお願いします。)

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PS.ちきりんさんのブログエントリ「退職メールを共有しよう!」にご掲載頂きました!

http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20111004